レンジローバーの部分張替え(カスタム)の際に2種類の革を制作しました。
1種類はシート中央に使用するカスタム用の革、もう1種類はレンジローバーに使用されている
紺色の革です。
シートの中の形状はこの様になっております。
このライトベージュの革は2回目の制作で決まりました。
色替えといえども素材の制作は重要な要素を秘めています。
パンチングの大きさや配列 パンチングを施す革の色決め..などなど
とにかく雰囲気を損ねない仕上りを目指して素材の制作を行います。
そしてこちらが本日届いた紺色の革です。
下の画像は、制作した革の上に、オリジナルの表皮をのせて違いがないかを確認しています。
オリジナル表皮にある光沢は使用によるものなため、
制作した革はマットな状態に仕上げてあります。
更にアップです。
色の誤差がある様にも感じますが、肉眼で見るとほぼ無いに等しいです。
私の目では分かりませんでした。
紺色の革の方は、1回目の制作で仕上がりました。
ようやく1回の制作で仕上げることが出来る程度までこれたのだと..
もちろん今後も2回3回と納得がいくまでかかるケースも絶対にあるとは思いますが、
今思えば、1回で仕上げることが出来るというのもノウハウの1つだと思います。
最初の頃の制作では2ケタの額を溝に捨てるような結果してしまったこともあります。
しかしいつも何が足りなかったのかを無駄になった材料が教えてくれるんです。
今思えば、失敗あっての今だと本当にそう思います。
さてそんな過去の話はこの位にして、
こちらはドアトリム用の型です。
これからドアトリムの部分張替えの作成に入ります。さーしっかり頑張りましょー。
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