彼は新しく私達と一緒に修理をすることになった張替え担当の竹林です。
W124E500LTDのフロントシート張替え、ペース良く形になりました。
竹林は、元々はアパレル業界に何十年もいた方で、
9月ごろ３名ほど体験入社した方の中で残った1名です。
「車が好き」という点がやはり大きなポイントでした。
どうやらマセラティーが子供のころから好きだったそうです。
年末に頂いたマセラティーのカレンダーを１つお渡ししたところ、
目をキラキラさせて喜んでおりました。おちゃめな方です（笑）
そして、最も重要なポイントは私達の感覚を共有できるという感性を持ち合わせている方なんです。
これは本当にありがたいことで、本当に素晴らしいことだと思います。
今までアパレル業界で培ったノウハウを、今度は私達と一緒に車を通じて色々形にしていけたら
とても面白い事が出来るのではないか。そんな話を頻繁にしております。
彼の紹介はこの位にして、
今回張りかえてもらったW124（BENZE500LTD）のシートです。
まず張替える前の状態になります
既に中央のグラデーションが消えてしまっておりました。
そして張替え後のシートカバーの状態になります↓
シート本体にかぶせていないため、まだ違和感がありますが、
本体にかぶせた状態がこちらです↓
しっかりとした張り感が出来ます。
次に使用した革の素材はこちらです↓
↑オリジナル
↑当社の革
こちらの革はBENZの１２４用に探したものです。結構オリジナルに近いものを見つける事が出来ま
した。これであれば革自体をお譲りすることも可能です。
最後にﾘﾐﾃｯﾄﾞ模様についてです↓
通常１２４のシート、センター部分はグラデーション模様が施されています。
この模様が経年劣化で褪せて消えてしまうこともあります。
模様は当社の佐伯が担当して作っておりますが、オリジナルに近づけるための工夫がある
そうです。それが↓
この模様の出方です。これは張替えの技術あってのものになります。
最後にオリジナルとの相違点・注意点、これを踏まえてもっと技術を向上させていこう
という話し合いで意識レベルの擦り合わせを行いました。
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